いつ注文してもオーダーにお応えできるためには、生地の確保が欠かせません。ここには1000本を超える数の生地が保管されています。定番商品の生地はもちろん、40年以上も製作しているロングセラーの生地も。

CAD-CAM（計算機支援設計）と金型による裁断を、商品に応じて使い分けています。また、ごく少量の生産の場合は、職人が個別に型を起こして裁断することもあります。

縫製職人は20年以上のベテランから、若手まで。日ごろから技術指導を徹底し、企業として技術の標準化に努めています。品質の安定した良品を生み出すには、縫製職人の人材確保と技術継承が欠かせません。

プリントは、ベテラン職人の手作業。一度いただいたご注文のデザインや色などは保存し、極めて高い精度で何度でもリピートに対応。最新鋭の機械の仕事と見紛うような驚異の職人技は圧巻。　※オートメーションできない。

検針機と目視によるダブルチェック。１つずつ手に取り、ハケで糸くずを除き、アイロンをかけて、形状を整えます。仕様通りに完成していた帽子に命が吹き込まれ、いよいよお客さまの元へ巣立っていきます。

休むことなく動き続ける生産ラインに合わせて、出荷場も日々多忙を極めます。伝票と送り状は２人による確認。ご依頼主に感謝の気持ちも詰めて、最後まで手作業で宅配会社に託します。